はじめまして。中学校教師のABCにんにんです。このブログでは教師を目指そうと考えている方、「学校現場はブラックなの?」「どんなお仕事内容なの?」などの中学校現場の不思議を知りたい方へのメッセージを中心に日々を綴っていけたらと思っています。気楽に読みに来てください!よろしくおねがいします。
【2023年6月23日 NO10 自分の価値は死んでからわかる】
60手前のおじさんと話をする機会があった。
その人は、街の電気屋のおじさんで、勉強はしっかりしたほうがいいという話をずっとしていました。
「勉強しなくても生きていける世の中は、自分が若いころにどんどんと変わっていき、今は何かあったら資格を取らないといけない。そんな世の中になっている。」とおっしゃっていました。
また、「自分のような人生を歩みたくなければ、今の若いうちから勉強したほうがいいと子供たちに伝えてあげてください。」という言葉もいただきました。
その方の話の中で、1番心に残ったのは「自分の価値は死んでからわかる」という言葉です。
「生きているうちは自分の価値なんて全くわからないから、死んだときに、どれだけの人が悲しんでくれたか。どれだけの人がお葬式に来てくれたか。どれだけの香典が集まったかなど、自分を慕ってくれた方が、たくさん集まる唯一の場をもって、自分の価値っていうのは初めて目に見える形で見えるんだ。」と熱く語っていただきました。
確かに納得するものがたくさんあり、現状自分の価値が分かる手段というのはない気がします。こればっかりはがむしゃらに生きていくしかないのかもしれません。もし自分の価値がわかったとしても怖くて見ないと思いますが…。
その方は、教師に対してもいろんな意見を持っておられました。「教師を語って人の上に立つな。」と思うような教師もたくさんいるみたいで、その話を聞いた時は背筋が伸びる思いでした。
果たして私はその方が考える「理想の教師」となれているのでしょうか。
教師という職業はたくさんの職業の方と接する機会があります。また教師という職業は、先生と呼ばれるせいか、つい調子に乗るという傾向も少なからずあると私も思います。様々な方の意見をしっかりと聞き、いろんな方から慕われる、そんな教師になりたいなと改めて思った今日この頃でした。
この時期は教員採用試験です。力のある新人がまた採用される素晴らしい時期です。そんな新人の先生方に負けないように、学び続ける姿勢をしっかりと持ちながら日々過ごしていきたいです。
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